せっかく髪を染めても、すぐに色落ちしてしまいます。何か対策はありませんか?

ヘアカラーの色持ちをよくするために見直すべきなのが、お風呂場でのシャンプー&トリートメントです。まず染めた当日は髪を洗わないようにしましょう。ヘアカラーは薬剤で髪を膨らませ、その中に色の粒を入れていく、という仕組みになっています。そのため、染めたばかりの状態でシャンプーをしてしまうとせっかく入れたヘアカラーが簡単に流れ出てしまうのです。特にダメージの強い髪だと、ヘアカラーだけではなく髪の主成分でもあるたんぱく質まで流れやすい状態になってしまうので注意が必要です。

また、シャンプーにはとても強い洗浄力があります。ヘアカラーの退色を早めてしまわないよう、当日以降も過度に洗わず、汚れは水で流すことを意識しましょう。そしてシャンプーのあとは洗い流さないトリートメントで保護します。紫外線や摩擦、乾燥などで髪のキューティクルはどんどん傷み、ヘアカラーやたんぱく質が流れだす原因になってしまいます。手触りの持続性や色落ち防止のためにも、乾かす前に髪全体に塗布してください。ただ、トリートメントは揉み込みすぎると髪の内部にある必要な成分まで揉み出してしまうことになるので、やりすぎは禁物です。

トリートメント後はなるべく早く髪を乾かすようにしましょう。濡れたままにしていると髪のキューティクルが閉じず、ダメージの原因となってしまいます。ヘアカラーの持ちだけではなく、髪そのものにもよくないので毎日のケアとしてこの一連の流れを習慣づけることが大切です。

市販のヘアカラーで染めるときには、髪へのダメージが少なくキレイに染まるものを選ぶようにしましょう。おすすめなのは、ホーユーの市販品ヘアカラーです。はちみつなどのうるおい成分が含まれているため、髪にやさしく浸透していきます。ヘアカラーの持ちは、日々のケアとカラー剤選びで格段によくなります。キレイな髪色をキープできるように意識してみてください。